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株式会社竹組

〒8610136 熊本県熊本市北区植木町岩野48-1
業時間:10:00~17:00(土日祝定休)

木六竹八

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ホーム / COLUMN / 内装予算の配分|どこに集中投下すべきか

内装予算の配分|どこに集中投下すべきか

2026.11.06

内装予算の配分|どこに集中投下すべきか

内装予算は、常に足りません。

すべてを理想どおりにはできない。どこに使い、どこを削るか。この判断が、店の印象を決めます。

この記事では、熊本で九州各地の銘木を扱う木六竹八が、素材への投資という観点から配分の考え方を整理します。

赤みの強い一枚板|木六竹八

原則|視線と接触の多い順に投資する

配分の基本は、単純です。

客が長く見る場所、長く触れる場所に、予算を集中させる。

接触時間で並べると

場所接触の度合い
カウンター天板・テーブル天板触れ続ける。視界に入り続ける
椅子座り続ける
入口・エントランス一瞬だが、第一印象を決める
レジ・会計まわり必ず立ち止まる
壁(目線の高さ)見えるが、触れない
天井ほとんど意識されない
床触れない(靴を履いている)

天板が最上位です。理由は明快で、食事のあいだずっと、手と視界の中にあるからです。

天板に集中投下する理由

1. 接触時間が最長

1〜2時間の滞在中、手が触れ続けているのは天板だけです。

2. 写真に必ず写る

料理を撮れば、天板が背景になります。その写真がSNSに流れます。

既製品のメラミン天板と、一枚板。写真の質がまったく違います。

3. 劣化しにくい

天井や壁のクロスは、数年で劣化が目立ちます。一枚板は逆に、経年で色が深まります。

さらに、傷んでも削り直して仕上げ直せます。一回の削り直しで減る厚みは1〜3mm程度。厚み50mmなら計算上は十数回。

「使い捨てにならない場所」に投資するのが、長期的には合理的です。

4. 退去時に持ち出せる

独立した家具として設計すれば、原状回復で撤去する対象になりません。移転しても、削り直して再利用できます。

壁や天井への投資は、退去時にゼロになります。

架台に載せた一枚板の天板|木六竹八

削ってよい場所

逆に、優先度を下げてよい場所です。

天井

ほとんど意識されません。照明計画のほうが、はるかに効きます。

床

靴を履いているため、素材の質は伝わりません。清掃しやすさと安全性を優先してください。

見えない壁面

厨房内、バックヤード、客の視界に入らない壁。機能で選んでください。

高い位置の壁面

目線より上は、意識されにくい。目線の高さに予算を寄せるほうが効きます。

部分使いという戦略

全席を一枚板にする必要はありません。予算の集中投下が現実的です。

優先順位の例

  1. カウンター(接触時間が最長、写真に写る)
  2. 入口正面・レジまわり(必ず視界に入る)
  3. 窓際の一席、または大テーブル(象徴的な一点)
  4. その他の席

弊社の取り扱いには15万円台の材もあります。小ぶりな天板や棚板、レジ台であれば、この価格帯で成立します。

「あの席がいい」を作る

全席を同じにする必要はありません。

一席だけ一枚板にする。すると、その席への指名が生まれます。

  • 予約時に「カウンターでお願いします」
  • 「あの奥の席、空いてますか」

席に差をつけることが、単価と回転の設計になります。

幅の広い一枚板の全体|木六竹八

削ってはいけない場所

予算を削ると、後で高くつく場所があります。

1. 下地・構造

見えない部分ですが、やり直しが最も高くつきます。

  • 壁の下地補強
  • 天板の支持構造
  • 床の補強

とくに、天板の支持が不足していると、たわみます。後から支持を追加するのは、内装を壊すことになります。

2. 排気・空調

  • 油煙が客席に流れる
  • 空調の風が天板に直撃する

これらは後から変えられません。そして、内装材の寿命を直接縮めます。

3. 照明

素材の見え方は、照明で決まります。

高い材を入れても、演色性の低い照明の下では安っぽく見えます。Ra90以上を推奨しているのは、このためです。

材と照明はセットで考えてください。

4. 搬入経路の検討

ここをケチると、材が入らないという最悪の事態になります。

優先順位の考え方

限られた予算で最大の効果を出すには、こう考えます。

  1. 構造・設備(下地、排気、空調)は削らない
  2. 照明に適正な予算を確保する
  3. 天板に集中投下する
  4. 壁は目線の高さに寄せる
  5. 天井・床・見えない部分は機能優先

「年あたり」で考える

最後に、視点を一つ。

初期費用だけで比べると、一枚板は高い。しかし、使える年数で割ってみてください。

  • 一般的な内装材:5〜10年で更新。撤去費用も発生
  • 一枚板:20〜30年以上。削り直して再生。退去時は持ち出せる

50万円を25年で割れば、年2万円です。しかも25年後に価値が残る。

「安い=得」とは限らないということは、押さえておく価値があります。

まとめ

  • 配分の原則は「視線と接触の多い順」
  • 天板が最上位。接触時間・写真・経年・持ち出し可能性の4点で
  • 削ってよいのは天井・床・見えない壁・高い位置
  • 削ってはいけないのは下地/排気・空調/照明/搬入検討
  • 部分使いで「あの席がいい」を作る
  • 15万円台から部分導入できる
  • 年あたりのコストで判断する

ご予算と優先順位のご相談を承っています。総額をお知らせいただければ、その範囲での配分をご提案します。

▶ 一枚板・天板の商品一覧を見る

▶ ご予算のご相談はこちら

あわせて読みたい:一枚板の予算の立て方|天板・脚・加工・配送の内訳

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