一枚板の予算の立て方|天板・脚・加工・配送の内訳
2026.10.10
「一枚板のテーブルを買うのに、いくら見ておけばいいですか」
よくいただくご質問です。天板の価格だけでは答えになりません。総額で考える必要があります。
この記事では、熊本で九州各地の銘木を扱う木六竹八が、予算の立て方を整理します。

予算の内訳|5つの項目
1. 天板本体
もっとも大きな部分です。樹種・寸法・樹齢・乾燥年数・杢・来歴で決まります。
弊社の取り扱いでは、15万円台のものから数百万円規模のものまで幅があります。
2. 脚部
一枚板は天板です。脚は別に用意する必要があります。
- 鉄脚(アイアン脚):数万円〜
- 木脚:樹種と形状による
- 既存の脚を流用:0円
既存の脚を使えるなら、ここは大きく節約できます。
3. 加工費
- 希望寸法へのカット
- 面取り
- 耳の処理
- 配線孔
- チギリ、吸い付き桟
内容によって変わります。気になる板と、やりたい加工をセットでご相談いただくと、見通しが早く立ちます。
4. 塗装費
オイル仕上げ、ウレタン仕上げなど。無塗装のままお届けすることも可能です。
5. 配送費
商品サイズとお届け先によって異なります。大型商品は個別の手配になります。
物価の高騰により変更となる可能性もあるため、弊社ではご注文後に最新の送料を確認してご連絡しています。

予算別のシミュレーション
あくまで考え方の例としてご覧ください。
20万円台で組む
| 項目 | 配分の例 |
|---|---|
| 天板 | 15万〜18万円台(小ぶりな寸法、ヒノキや桐など) |
| 脚 | 既存流用、または安価な鉄脚 |
| 加工 | 最小限(面取り程度) |
| 配送 | 別途 |
用途:座卓、デスク、カウンターの一部、棚板
50万円前後で組む
| 項目 | 配分の例 |
|---|---|
| 天板 | 35万〜45万円 |
| 脚 | 鉄脚 |
| 加工 | カット、面取り |
| 塗装 | オイルまたはウレタン |
| 配送 | 別途 |
用途:4人掛けのダイニングテーブルが視野に入ります
100万円以上
寸法・樹齢・乾燥年数のすべてが揃った材が選べます。20年乾燥のケヤキなど。
用途:家族の中心になる大型ダイニング、店舗のカウンター
コストを抑える5つの方法
1. 寸法を絞る
価格にもっとも素直に効くのが寸法です。とくに幅は、取れる丸太の太さで頭打ちになるため、価格への影響が大きい。
用途に対して過不足のないサイズまで絞り込めば、想像より現実的な価格帯で良い材が見つかります。
2. 厚みを抑える
厚みが増せば、木の量も、乾燥年数も増えます。座卓やカウンターなら3〜4cmでも十分に成立します。
3. 割れや節のある材を検討する
割れや節のある材は、価格が抑えられていることがあります。位置が使い方に支障しなければ、良い条件で手に入るチャンスです。
4. 脚を工夫する
既存の脚を流用する、あるいはシンプルな鉄脚を選ぶ。天板に予算を集中させるという考え方です。
5. 加工を最小限にする
無塗装・カットなしでお届けし、ご自身で仕上げるという選択肢もあります。ただし、加工をご依頼いただいた商品は返品をお受けできませんので、その点はご留意ください。

「年あたりのコスト」で考える
一枚板は初期費用が高く感じられます。しかし、使える年数で割ってみると印象が変わります。
一枚板は、傷んだら削り直して仕上げ直せます。表層0.2〜0.6mmの突板とは、寿命がまったく違います。
50万円の一枚板を50年使えば、年1万円。しかも50年後も価値が残ります。「安い=得」とは限らないというのが、私たちの実感です。
ご相談時にお知らせいただきたいこと
- ご予算の目安(総額で)
- 用途(ダイニング、座卓、デスク、カウンターなど)
- 希望寸法(あるいは設置スペースの寸法)
- 脚は必要か(既存流用か、新調か)
- ご希望の納期
ご予算をお知らせいただければ、その範囲で選べる材をご案内します。「予算内で何が選べるか」という聞き方で、まったく問題ありません。
まとめ
- 予算は天板・脚・加工・塗装・配送の5項目で考える
- 弊社の天板は15万円台から
- コストを抑える鍵は、寸法・厚み・割れの許容・脚の工夫・加工の最小化
- 年あたりのコストで見ると、一枚板は不利ではない
- ご予算をお伝えいただければ、その範囲でご案内します
お見積もり・ご相談を承っています。お問い合わせには3営業日以内を目安にご返答しています。
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