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株式会社竹組

〒8610136 熊本県熊本市北区植木町岩野48-1
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木六竹八

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ホーム / COLUMN / 一枚板を親子で使い継ぐ|「受け継ぐ」という買い方

一枚板を親子で使い継ぐ|「受け継ぐ」という買い方

2026.10.15

一枚板を親子で使い継ぐ|「受け継ぐ」という買い方

一枚板をお求めになった方から、よくうかがう言葉があります。

「これは子どもに残すつもりです」

一枚板には、それを自然に思わせる何かがあります。この記事では、熊本で九州各地の銘木を扱う木六竹八が、「使い継ぐ」という視点から一枚板を考えます。

九州の森のなかに立てた一枚板|木六竹八

なぜ一枚板は使い継げるのか

削り直せるから

一枚板は、天板の全厚が無垢材です。表面が傷んだら、削って仕上げ直せば、新しい面が出てきます。

一回の削り直しで減る厚みは1〜3mm程度。厚み50mmの天板なら、計算上は十数回削れます。

表層0.2〜0.6mmの突板では、これができません。一枚板には「寿命」という時点が来にくいのです。

構造が単純だから

一枚板の天板は、一枚の板です。接着層もなければ、複雑な構造もない。壊れる箇所がほとんどありません。

脚は交換できます。塗装はやり直せます。天板そのものが割れない限り、機能は失われません。

時間が味方になるから

一枚板は、年月とともに色が深まります。ケヤキは飴色へ、栗は渋みのある茶褐色へ、桑は濃い褐色へ。

買った日がいちばん美しい家具ではない。これは、引き継ぐ相手にとっても価値があります。

使い継ぐことを前提に選ぶなら

1. 厚みに余裕を持たせる

削り直しの回数は、厚みが決めます。世代を超えて使うつもりなら、5cm以上を選んでおくと安心です。

2. 硬い樹種を選ぶ

ケヤキ、クリのように硬い樹種は、傷が入りにくく、削り直しの頻度を減らせます。

もちろん、杉やヒノキの柔らかさを承知で選ぶのも立派な選択です。傷を記録として受け入れるという前提であれば。

3. 十分に乾燥した材を選ぶ

長く使うほど、材の安定性が効いてきます。乾燥年数を必ず確認してください。

弊社が扱う材には、自然乾燥に20年以上かけたケヤキや、伐採後30年かけて乾かした杉があります。

4. 飽きない表情を選ぶ

強い個性は最初は魅力的ですが、数十年見続けることを考えると、素直な木目のほうが飽きないという考え方もあります。

ここは好みです。ただ、「いま欲しい」だけでなく「二十年後も好きか」を一度考えてみてください。

波打つように見える縮み杢|木六竹八

引き継ぐときに伝えたいこと

もし次の世代に渡すなら、次の情報を一緒に残してください。

  1. 樹種
  2. 産地
  3. 樹齢
  4. 乾燥年数
  5. 購入した年と、購入した店
  6. 仕上げの種類(オイルかウレタンか。手入れ方法が変わります)
  7. これまでの手入れの記録

とくに仕上げの種類は重要です。オイル仕上げとウレタン仕上げでは、手入れの方法がまったく違います。知らずに間違った手入れをすると、傷める原因になります。

紙に書いて、天板の裏に貼っておくという方法もあります。

傷をどう引き継ぐか

数十年使えば、傷は必ずつきます。

引き継ぐときに、削り直すか、そのまま渡すか。これは判断が分かれるところです。

  • 削り直す:新しい気持ちで使いはじめられる
  • そのまま渡す:前の世代の時間が残る

私たちがお伝えしているのは、急いで決めなくてよいということです。削り直しは、いつでもできます。しばらくそのまま使ってみて、それから決めても遅くありません。

木にとっての時間

考えてみると、不思議な話です。

樹齢200年のケヤキが、20年の乾燥を経て、家に来る。それを30年使い、子の代に渡す。子がまた30年使う。

木が生きた200年に対して、家具としての60年。木にとっては、まだ途中の話です。

弊社が扱う樹齢1400年の杉は、伐採後30年かけて乾燥させています。千四百年と三十年。この木の時間軸で考えれば、私たちが使う数十年は、ほんの一瞬です。

林床に立てた一枚板|木六竹八

私たちの仕事も、受け継ぐこと

木六竹八は、7代にわたり木こりを生業としてきた家系です。

七代。一代を30年と数えれば、200年を超える時間です。父の代が積んだ材を、子の代が使う。木を扱う仕事とは、そういうものです。

受け継いできた名木を、次の世代へ渡していく。それが私たちの使命だと考えています。

お客様が一枚板を子や孫に渡すとき、そのつながりは私たちの仕事の延長線上にあります。

まとめ

  • 一枚板は削り直せるため、世代を超えて使える
  • 使い継ぐなら、厚み5cm以上、硬い樹種、十分な乾燥を意識する
  • 引き継ぐときは、樹種・産地・樹齢・乾燥年数・仕上げ・手入れの記録を一緒に渡す
  • 仕上げの種類は、手入れ方法に直結するため必ず伝える
  • 削り直すかどうかは、急いで決めなくてよい

長くお使いいただくための材選びについて、ご相談を承っています。お問い合わせには3営業日以内を目安にご返答しています。

▶ 一枚板・天板の商品一覧を見る

▶ お問い合わせはこちら

あわせて読みたい:一枚板テーブルの寿命|削り直して使い継ぐという考え方

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