一枚板の保管方法|すぐに使わない場合はどうするか
2026.10.17
新居の完成待ち。内装工事中。引っ越しまで間がある。
一枚板を買ったけれど、すぐには設置できない。そういう状況は珍しくありません。このとき、保管の仕方を間違えると、せっかくの天板が反ってしまいます。
この記事では、熊本で九州各地の銘木を扱う木六竹八が、保管の方法を整理します。

絶対にやってはいけないこと
立てかけて保管する
もっともやってはいけない保管方法です。
一枚板は重量物です。壁に立てかけると、自重で少しずつたわみます。短期間なら戻りますが、数か月単位で立てかけたままにすると、その形で落ち着いてしまうことがあります。
「場所を取らないから」という理由で立てかけたくなりますが、避けてください。
床に直接置く
床からの湿気を吸い、下面だけ含水率が上がります。上下で差ができれば、反ります。
コンクリートの床は、とくに湿気を持ちます。
ビニールで包んで密閉する
「埃から守るため」とビニールで巻くと、内部に湿気がこもります。カビの原因にもなります。
直射日光の当たる場所に置く
片面だけが乾き、色も抜けます。
正しい保管方法
1. 水平に、平らな場所に置く
これが基本です。
床に直接ではなく、平らな台や角材の上に置きます。台は水平であることが重要です。歪んだ台に置けば、その歪みが天板に伝わります。
2. 桟(さん)を等間隔に入れる
床や台との間に、同じ厚みの角材(桟)を等間隔に挟みます。
- 桟の厚みはすべて同じものを使う
- 間隔は40〜50cm程度を目安に等間隔で
- 天板の両端近くにも入れる
桟の厚みが揃っていないと、そこで天板が曲がります。これは必ず守ってください。
3. 下から風を通す
桟を入れる目的は、水平を保つことだけではありません。天板の下面にも風を通すことが重要です。
上面だけが空気に触れていると、上下で乾き方に差が出ます。
4. 上に重しは載せない(原則)
均等に重しを載せられるなら反り止めの効果がありますが、不均一な重しはかえって危険です。
判断が難しいので、原則として何も載せないでください。

保管場所の条件
| 条件 | 望ましい状態 |
|---|---|
| 温度 | 極端に高温・低温でない |
| 湿度 | 40〜60%程度。極端に乾燥・多湿でない |
| 日光 | 直射日光が当たらない |
| 風通し | 空気が動く。ただし強い風が直接当たらない |
| 床 | 湿気の上がらない場所(コンクリート直置きは避ける) |
室内の、人が生活している部屋がもっとも適しています。人が快適な環境は、木にも快適です。
逆に、次の場所は避けてください。
- 屋外・ベランダ(雨、直射日光、温度変化)
- 物置・倉庫(湿度が管理されていない)
- 床下・地下(湿気)
- 暖房器具の近く(局所的な乾燥)
養生の仕方
埃や傷から守りたい場合は、
- 通気性のある布(毛布、養生シート)をかける
- ビニールで密閉しない
- 表面に直接テープを貼らない(塗装が剥がれることがあります)
複数枚を重ねる場合
複数の板を重ねて保管するときは、板と板のあいだにも桟を挟んでください。
- 桟の位置は、上下で揃える
- 桟の厚みはすべて同じもの
- 重ねすぎない
これは、製材所で乾燥中の材を積むときと同じ方法です。理屈は同じで、空気を通しながら平面を保つためです。

どれくらいの期間なら大丈夫か
十分に乾燥した材であれば、正しく保管していれば数か月から一年程度は問題ありません。
ただし、
- 保管中も季節は変わります
- 湿度の変動に応じて、わずかに動きます
設置時に多少の動きが出ていても、正しく保管されていれば、脚部の調整で対応できる範囲に収まります。
弊社にご相談ください
納品のタイミングを調整したいという場合は、ご相談ください。
弊社では、大型商品はお受け取り希望日を確認したうえで手配しています。新居の完成時期に合わせてお届けすることも可能な場合があります。
ご自宅で保管するより、その方が確実なケースもあります。発注の段階で、設置予定時期をお知らせください。
まとめ
- 立てかけない。自重でたわむ
- 床に直置きしない。湿気を吸う
- ビニールで密閉しない。湿気がこもる
- 水平な台の上に、同じ厚みの桟を等間隔に入れて水平に置く
- 保管場所は室内。人が快適な環境が最適
- 養生は通気性のある布で
- 納品時期の調整はご相談ください
保管や納品時期についてのご相談を承っています。お問い合わせには3営業日以内を目安にご返答しています。
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