一枚板のデスク・書斎机|在宅ワークに一生モノを
2026.09.30
在宅で働く時間が増えて、デスクを見直す方が増えています。
一日の大半を向き合う場所です。そこに何を置くかは、暮らしの質に直結します。この記事では、熊本で九州各地の銘木を扱う木六竹八が、一枚板をデスクにするときの考え方を整理します。

一枚板をデスクにする利点
目の前にあり続ける
ダイニングテーブルは食事のあいだだけですが、デスクは一日に何時間も向き合います。木目や杢を眺める時間が、圧倒的に長い。
手を置く場所が木である
キーボードを打つとき、手首や前腕がデスクに触れます。この接触面が木であることは、想像以上に体感が違います。
年月が表情になる
書斎机は、長く使うものです。使い込むほど色が深まり、艶が出る。十年後、二十年後のほうが良くなる家具は、そう多くありません。
寸法の決め方
高さ
デスクの一般的な高さは70〜72cmです。
一枚板は天板なので、高さは「脚の高さ + 天板の厚み」で決まります。厚み5cmの天板で72cmにしたいなら、脚は67cm程度を選びます。
差尺(天板と座面の高さの差)
椅子の座面から天板上面までの差を差尺といいます。
- 食事や書き物:27〜30cm
- キーボード作業:25〜28cm程度がやや楽とされる
パソコン作業が中心なら、食事用より少し低めが合うことが多いです。お使いの椅子の座面高から逆算してください。
奥行
| 用途 | 奥行の目安 |
|---|---|
| ノートパソコン中心 | 55〜60cm |
| モニター1枚+キーボード | 60〜70cm |
| モニター2枚、書類も広げる | 70〜80cm |
モニターを置く場合、目とモニターの距離は50cm以上が推奨されます。奥行が浅いと、画面が近すぎて目が疲れます。
幅
- 最小限:100〜120cm
- 標準:140〜160cm
- ゆったり:180cm以上
一枚板は幅が一定ではないので、最小幅で使い勝手を判断してください。

耳をどう扱うか
デスクでは、手前側の耳をどうするかが実用上のポイントになります。
- 手前を耳落としにする:腕の当たりが素直になり、キーボード作業がしやすい
- 手前も耳付きにする:一枚板らしさは最大になるが、うねりの分だけ体との距離が変わる
弊社では、片側だけ耳を落とす加工のご相談も承っています。奥側は耳付きで木の表情を残し、手前は直線にする。デスクではこの組み合わせが実用的です。
配線への配慮
デスクで見落とされがちなのが、ケーブルです。
- 天板に配線孔を開ける:モニターや充電ケーブルを裏に通せる
- 天板の裏にケーブルトレーを付ける:見た目がすっきりする
配線孔の加工については、位置と径をご相談ください。ただし、加工をご依頼いただいた商品は返品をお受けできません。位置は慎重に決めてください。
樹種の選び方
硬さを重視するなら
ケヤキ、クリ。マウスやペン先で傷が入りにくい。長時間の使用に耐えます。
木目を眺めたいなら
ケヤキの杢、クスノキ。作業の合間に目を休める場所になります。
落ち着いた静かな表情なら
桂、朴。木目が穏やかで、集中の邪魔をしません。
軽さと温かみなら
杉、ヒノキ。手や肘の当たりがやわらかく、長時間でも疲れにくい。傷は入りやすいので、そこを受け入れられるかが判断軸です。

仕上げの選び方
デスクでは、手が直接触れる時間が長いため、オイル仕上げの質感を選ばれる方が多い印象です。
ただし、飲み物をこぼすリスクを考えると、ウレタン仕上げの安心感も捨てがたい。コースターを必ず使う習慣があるならオイル、そうでないならウレタン、という決め方が現実的です。
予算の考え方
デスクはダイニングテーブルより小さい寸法で成立します。そのため、同じ樹種でも予算を抑えやすいのが利点です。
弊社の取り扱いには15万円台の材もあります。デスクは、一枚板を暮らしに取り入れる入口としておすすめできます。
まとめ
- 高さは70〜72cm、差尺はキーボード作業なら25〜28cm
- 奥行はモニター構成で決める。60〜70cmが標準
- 手前側の耳を落とすと腕の当たりが素直になる
- 配線孔の加工も相談可(加工後は返品不可)
- ダイニングより小さい寸法で済むため、予算を抑えやすい
デスク向けの材について、ご希望の寸法をお知らせください。加工のご相談も承ります。お問い合わせには3営業日以内を目安にご返答しています。
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