栴檀(センダン)の一枚板|国産広葉樹として再注目される木
2026.09.27
「栴檀(せんだん)は双葉より芳し」ということわざがあります。大成する人物は幼い頃から優れている、という意味です。
実はこのことわざの栴檀は、ビャクダン(白檀)のことで、日本でセンダンと呼ばれている木とは別の樹種です。よく混同されるところなので、最初に整理しておきます。
この記事では、熊本で九州各地の銘木を扱う木六竹八が、日本のセンダンという木について解説します。

センダンとはどんな木か
センダンはセンダン科の落葉高木です。暖かい地域を好み、九州や四国では街路樹や庭木としても見られます。初夏に淡い紫色の花を咲かせます。
材としての分類は環孔材。年輪のはじまりに大きな導管が並ぶタイプで、そのぶん木目がくっきりと力強く出ます。ケヤキに似た表情と言われるのは、この構造が同じだからです。
特徴1|ケヤキに似た力強い木目
センダンの最大の魅力は、この木目です。
環孔材特有の、年輪の境目がはっきりと出る木目。板目に挽けば大きな山形の模様が現れ、迫力のある表情になります。
ケヤキの木目が好きだけれど予算が合わない、という方にとって、センダンは有力な選択肢になります。
特徴2|成長が早い
センダンは、広葉樹としては例外的に成長が早い木です。
ケヤキが天板になる太さに育つには百年単位の時間がかかりますが、センダンはその何分の一かで用材になります。
このため近年、「早生(そうせい)広葉樹」として林業の分野で注目されています。国産広葉樹の供給が細るなかで、持続的に育てられる広葉樹としての研究と植栽が各地で進んでいます。
特徴3|辺材と心材の色の対比
センダンは、外側の白っぽい部分(白太・辺材)と、内側の色の濃い部分(赤身・心材)の差がはっきり出ます。
一枚板として使うと、この色のグラデーションがそのまま表情になります。耳の近くの淡い色から、中心の深い色へ。動きのある板になります。

センダンを選ぶときの注意点
硬さは中程度
ケヤキほどの硬さはありません。見た目はケヤキに似ていますが、性質は別物です。硬いものを落とせば跡が残ることがあります。
大径木はまだ少ない
早生樹として注目されはじめたのは比較的最近のことです。樹齢を重ねた大径のセンダンは、まだ数が限られます。
色の変化を見込む
辺材と心材の色差は、経年とともに全体が濃くなることで、少しずつ馴染んでいきます。
木六竹八のセンダン
弊社では、樹齢120年のセンダンを扱っています。商品名は「Harmony Wood」。
早生樹とはいえ、120年という年月をかけた材は別格です。年輪が詰まり、木目に落ち着きがあります。センダンとしてはかなり貴重な樹齢の材といえます。

センダンの一枚板が向く用途
- ダイニングテーブル:力強い木目が空間の主役になる
- カウンター:写真に写る場所に
- デスク:木目を眺めながら作業したい方に
これからのセンダン
国産広葉樹は、供給が細り続けています。樹齢数百年の木は、伐ればそれで終わりです。
そのなかでセンダンは、育てて、使って、また育てられる広葉樹として期待されています。木を扱う仕事をしている立場から言えば、こうした樹種が評価されていくことは、素直に喜ばしいことです。
まとめ
- ことわざの「栴檀」はビャクダンのこと。日本のセンダンとは別種
- 環孔材で、ケヤキに似た力強い木目が出る
- 広葉樹としては成長が早く、早生広葉樹として注目されている
- 辺材と心材の色差が表情になる
- 弊社では樹齢120年のセンダンを扱っています
センダンの一枚板について、寸法や木目をご案内できます。お気軽にお問い合わせください。お問い合わせには3営業日以内を目安にご返答しています。
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