一枚板を通販で買うときの注意点|写真では分からないこと
2026.09.26
一枚板は一点ものです。同じ商品が二つとないため、通販で買うということは、その一枚を写真だけで判断するということになります。
弊社も商品ページで一枚板を販売していますが、写真には限界があることも承知しています。この記事では、熊本で九州各地の銘木を扱う木六竹八が、通販で一枚板を買うときに気をつけたい点を、売り手の立場から正直に整理します。

写真では分かりにくい5つのこと
1. 色
これがもっとも大きい。
木の色は、撮影時の光源とホワイトバランスで大きく変わります。同じ板でも、自然光と蛍光灯では別物に見えます。
さらに一枚板は時間とともに色が変わります。ケヤキは飴色へ、桑は黄金色から褐色へ。いまの色ではなく、向かう先の色で選ぶという視点が必要です。
2. 杢(もく)の立体感
杢は、光の当たる角度によって浮き上がって見えるものです。写真は一方向からの一瞬を切り取ったものなので、実物のほうが圧倒的に良いということが起こります。逆もあります。
杢を重視されるなら、実物確認を強くおすすめします。
3. 重さ
写真から重量は伝わりません。厚み7cm、幅80cm、長さ180cmの広葉樹の天板は、大人が数人がかりでなければ動かせません。
搬入と設置の計画に直結するので、重量やおおよその目安は必ず確認してください。
4. 耳の凹凸と、最小幅
耳のうねりは立体です。正面からの写真では、どれだけ出入りがあるかが分かりません。
カタログに「幅80〜95cm」とあれば、使い勝手を決めるのは80cmのほうです。この最小幅を確認しないまま買うと、届いてから「思ったより狭い」ということが起こります。
5. 香り
クスノキの樟脳の香り、ヒノキの香り。これは写真では絶対に伝わりません。香りを楽しみたい方も、香りが苦手な方も、事前にご相談ください。

購入前に必ず確認したい7項目
- 樹種と産地
- 樹齢
- 乾燥年数と乾燥方法(自然乾燥か人工乾燥か)
- 寸法(最大幅・最小幅・長さ・厚み)
- 仕上げ(無塗装か、オイルかウレタンか)
- 割れ・節・入り皮の位置と手当て
- 送料と納期
これらに明確に答えてもらえるかどうかが、その売り手を信用してよいかの判断材料になります。答えが曖昧な場合は、慎重になったほうがよいと思います。
返品条件は必ず読む
一枚板は一点ものなので、返品・交換の扱いが一般的な商品とは異なります。
弊社の場合は次のとおりです。
- 当店に過失がある場合は返品・返金に応じます。商品到着より1週間以内にご連絡ください
- 加工をご依頼いただいた商品は返品をお受けできません
- すべて一点もののため交換は難しいのですが、天板については近い見た目のもので対応できる場合があります
とくに加工後は返品できないという点は、どの店でも共通する重要なルールです。加工内容は事前によくご確認ください。
いちばん確実な方法は、見ること
身も蓋もない話ですが、これに尽きます。
弊社では実物のご見学を承っています。商品によってはすぐにご用意できない場合がありますので、ご希望の際は事前にお問い合わせください。
見学時にお持ちいただきたいのは次の3つです。
- メジャー
- 寸法を書き込んだ間取り図
- お使いの椅子の座面高

見に行けないときは、質問する
遠方で見学が難しい場合もあると思います。その場合は、遠慮なく質問してください。
- 違う角度からの写真をもらう
- 自然光の下での写真をもらう
- 割れや節の部分の接写をもらう
- 最小幅の実測値を聞く
一枚板を扱う店であれば、こうした質問には慣れています。聞かれることを面倒がる店からは、買わないほうがいいというのが、正直なところです。
木六竹八の場合
弊社ではクレジットカード、代金引換、銀行振込などにご対応しています。小型商品は3〜4営業日以内に発送、大型商品はお受け取り希望日を確認したうえで手配しています。なお海外への発送は原則として対応しておりません。
お問い合わせには3営業日以内を目安にご返答しています。
まとめ
- 写真では色・杢・重さ・最小幅・香りが分かりにくい
- 購入前に樹種・樹齢・乾燥・寸法・仕上げ・割れ・送料納期の7項目を確認
- 加工後は返品できない。加工内容は慎重に
- いちばん確実なのは実物を見ること。難しければ質問を重ねる
気になる材について、追加の写真や実測値のご要望を承ります。お気軽にお問い合わせください。
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