一枚板の座卓|和室に合わせる高さとサイズの考え方
2026.09.27
ダイニングテーブルに比べると情報が少ないのが、座卓です。
しかし和室のある家では、座卓こそが家族の集まる場所になります。一枚板の座卓は、床に近いぶん木肌との距離が近く、天板の表情をいちばん間近で味わえる使い方でもあります。
この記事では、熊本で九州各地の銘木を扱う木六竹八が、一枚板の座卓について解説します。

座卓の高さの目安
座卓の高さは、何に座るかで変わります。
| 座り方 | 天板上面の高さ目安 |
|---|---|
| 座布団に直接座る | 32〜35cm |
| 座椅子を使う | 35〜38cm |
| 掘りごたつ(椅子座に近い) | 65〜70cm |
もっとも一般的なのは33cm前後です。ここから、ご家族の体格や使い方に合わせて調整します。
高さは「脚 + 天板厚」で決まる
一枚板は天板なので、高さは脚の高さと天板の厚みの合計です。厚み5cmの天板で33cmの座卓にしたいなら、脚は28cm程度を選ぶ計算になります。
サイズの目安
食事で使う場合、1人あたり幅60cm×奥行40cm程度のスペースがあるとゆったり使えます。座卓も基本は同じです。
| 使う人数 | 幅の目安 | 奥行の目安 |
|---|---|---|
| 2人 | 90〜120cm | 60〜75cm |
| 4人 | 120〜150cm | 75〜90cm |
| 6人 | 150〜180cm | 80〜90cm |
ダイニングテーブルより一回り小さくても成立します。床に座ると体の占める面積が変わるためです。
部屋の余白
座卓は、周囲に人が座るスペースが必要です。天板の端から60cm程度を人が座る場所として見込んでください。
六畳間(約270×360cm)であれば、幅150cm程度までの座卓が現実的なところです。

一枚板を座卓にする利点
木肌が近い
床に座ると、目線と天板の距離が近くなります。木目や杢を間近で見られる。一枚板の表情をもっとも楽しめる使い方です。
厚みを抑えられる
座卓は天板が低い位置にあるため、厚い天板だと圧迫感が出やすくなります。3〜4cm程度の厚みでも十分に成立します。
厚みを抑えられるということは、価格も抑えられるということです。一枚板を試してみたい方には、座卓は入りやすい選択肢です。
軽く、動かしやすい
薄めの天板なら、大人二人で移動できる重さに収まることがあります。来客時に部屋を広く使いたい、といった場面で融通が利きます。
畳の上で使うときの注意
脚の跡が残る
畳は柔らかいため、脚の接地面が小さいと跡が残ります。
- 脚の下に敷板を入れる
- 接地面積の広い脚を選ぶ
- 脚元に敷く専用のマットを使う
といった対策があります。重量のある天板ほど注意が必要です。
湿気に気をつける
畳の上に長く置いたままにすると、その部分が湿気を抱えることがあります。ときどき位置をずらす、部屋の風通しを確保する、といった配慮をおすすめします。
脚の選び方
固定脚
もっとも安定します。和の設えには木の角脚がよく合います。
折りたたみ脚
使わないときに畳んで片付けられます。ただし、厚く重い一枚板に対応できる折りたたみ脚は限られます。天板の重量に耐える強度があるかを必ず確認してください。
取り付け方の注意
木は湿度で幅方向に伸び縮みします。天板を脚にガチガチに固定すると割れの原因になるため、伸縮を逃がす金物を使います。

樹種の選び方
- 杉・ヒノキ:軽く、和室に馴染む。移動もしやすい
- ケヤキ:格が出る。床の間のある座敷に
- 桑・朴:茶の設えと相性がよい
- クスノキ:幅の広い天板を取りたいとき
弊社では、座卓に向く寸法の材も扱っています。ご希望のサイズへのカットも承っています(樹種や形状により、できる加工が異なります)。
まとめ
- 座卓の高さは座布団なら32〜35cm、座椅子なら35〜38cm
- 4人なら幅120〜150cmが目安。六畳なら150cm程度まで
- 厚みを抑えられるぶん、価格も抑えやすい
- 畳の上では脚の跡と湿気に配慮する
- 脚は伸縮を逃がす取り付けを
座卓向けの材について、ご希望の寸法をお知らせください。お問い合わせには3営業日以内を目安にご返答しています。
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