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株式会社竹組

〒8610136 熊本県熊本市北区植木町岩野48-1
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木六竹八

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ホーム / COLUMN / 一枚板の仕上げ|鉋・サンダー・磨きで変わる手触り

一枚板の仕上げ|鉋・サンダー・磨きで変わる手触り

2026.10.09

一枚板の仕上げ|鉋・サンダー・磨きで変わる手触り

一枚板を触ったとき、「気持ちいい」と感じるかどうか。これを決めているのは、樹種だけではありません。仕上げです。

同じ板でも、どう表面をつくるかで手触りはまったく変わります。この記事では、熊本で九州各地の銘木を扱う木六竹八が、仕上げの工程を解説します。

流れるような木目|木六竹八

仕上げには大きく2つの系統がある

削る(鉋)

刃物で木を切る仕上げです。

研く(サンドペーパー・サンダー)

研磨材で木を擦る仕上げです。

この二つは、原理がまったく違います。そして、できあがる表面も違います。

鉋(かんな)仕上げ

日本の木工が磨き上げてきた技術です。

よく研いだ刃で木を薄く削ぎ取ると、木の細胞が切断面で押し潰されずに、きれいに切れます。

特徴

  • 表面が平滑になり、光沢が出る
  • 細胞が潰れていないため、水を弾きやすいといわれる
  • 木目が引き締まって見える
  • 独特の、しっとりとした手触り

難しさ

一枚板の広い面を鉋だけで仕上げるのは、簡単ではありません。

  • 木目が逆目になる部分があると、削ると毛羽立つ
  • 杢の出た材は、繊維の向きが複雑で難度が上がる
  • 面積が大きいため、平面を出すのに技術が要る

鉋仕上げが特別とされるのは、この難しさゆえです。

研磨(サンドペーパー・サンダー)仕上げ

現代の家具づくりで主流の方法です。

サンドペーパーの番手を、粗いものから細かいものへ順に上げていきます。

番手の進め方の例

番手目的
#80〜#120平面を出す。加工跡を消す
#180〜#240前の番手の傷を消す
#320〜#400仕上げ。手触りを整える
#600以上さらに滑らかに。塗装前の最終調整

飛ばしてはいけません。#120からいきなり#400に飛ぶと、粗い傷が消えずに残ります。塗装をすると、その傷が浮き出て見えます。

特徴

  • 平面を出しやすく、安定した仕上がりになる
  • 木の繊維が細かく毛羽立つため、塗料が染み込みやすい
  • オイル仕上げとの相性がよい
やわらかな曲線を描く木目|木六竹八

うづくり(浮造り)

もうひとつ、日本の伝統的な仕上げがあります。

うづくりは、木の表面を専用のブラシなどで擦り、やわらかい早材の部分を削り取って、硬い晩材を浮き上がらせる技法です。

結果として、年輪の凹凸が手で感じられる表面になります。

向く樹種

年輪の硬軟差がはっきりしている針葉樹(杉、ヒノキ)や、環孔材の栗などに向きます。

効果

  • 木目を手のひらで感じられる
  • 滑りにくくなる
  • 経年で汚れが目立ちにくい

仕上げと塗装の関係

仕上げの方法は、その後の塗装と密接に関わります。

仕上げ向く塗装
鉋仕上げ拭き漆、薄いオイル。塗膜を作らない仕上げ
研磨仕上げオイル、ウレタンいずれも
うづくりオイル。凹凸を埋めないもの

研磨の番手を上げすぎると、塗料が染み込みにくくなるという側面もあります。オイル仕上げの場合、#320〜#400程度で止めることが多いのはこのためです。

手触りの好みは分かれる

どの仕上げが優れているという話ではありません。

  • つるつるした滑らかさが好きな方
  • しっとりとした吸い付く感触が好きな方
  • 木目の凹凸を感じたい方

好みは人それぞれです。可能であれば、実物を触ってお決めいただくのがいちばん確実です。

弊社では実物のご見学を承っています。ご希望の際は事前にお問い合わせください。

まっすぐ通った柾目|木六竹八

お手入れで表面を保つ

仕上げた表面は、使ううちに少しずつ変化します。

  • オイル仕上げなら、年1〜2回の塗り直し
  • 傷が深くなったら、削り直して仕上げ直す

一枚板は、表面をやり直せます。十年後に「もう一度、あの手触りに」と思ったら、それができる。これは突板や集成材にはない利点です。

まとめ

  • 仕上げには削る(鉋)と研く(研磨)の二系統がある
  • 鉋仕上げは光沢が出て水を弾きやすいが、難度が高い
  • 研磨は番手を順に上げる。飛ばすと傷が残る
  • うづくりは木目を手で感じられる仕上げ
  • 仕上げと塗装は密接に関わる
  • 手触りの好みは人それぞれ。触って決めるのが確実

仕上げについてのご相談を承っています。お問い合わせには3営業日以内を目安にご返答しています。

▶ 一枚板・天板の商品一覧を見る

▶ 仕上げのご相談はこちら

あわせて読みたい:オイル仕上げとウレタン仕上げの違い

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