一枚板の重さはどれくらい?|樹種別の目安と床の耐荷重
2026.10.05
一枚板を検討していると、寸法の話はよく出てきますが、重さの話はあまり語られません。
しかし実際に届いてみると、「こんなに重いとは思わなかった」という声をよくいただきます。この記事では、熊本で九州各地の銘木を扱う木六竹八が、一枚板の重さを具体的な数字で整理します。

重さの計算方法
木材の重さは、気乾比重という数値から計算できます。水を1としたときの、乾いた木材の重さです。
重さ(kg)= 体積(立方メートル)× 気乾比重 × 1000
樹種別の気乾比重(目安)
| 樹種 | 気乾比重のおおよその目安 |
|---|---|
| 桐 | 0.2〜0.3 |
| 杉 | 0.4前後 |
| ヒノキ | 0.4〜0.45 |
| 朴・桂 | 0.5前後 |
| クスノキ | 0.5前後 |
| 栗 | 0.55前後 |
| ケヤキ | 0.6〜0.7 |
| 椿 | 0.8前後 |
(産地や個体によって変動します。あくまで目安としてご覧ください。)
実際に計算してみる
ケース1|幅80cm × 長さ180cm × 厚み5cm
体積は 0.8 × 1.8 × 0.05 = 0.072立方メートル
| 樹種 | おおよその重さ |
|---|---|
| 桐 | 約14〜22kg |
| 杉 | 約29kg |
| クスノキ | 約36kg |
| ケヤキ | 約43〜50kg |
ケース2|幅80cm × 長さ180cm × 厚み7cm
体積は 0.8 × 1.8 × 0.07 = 約0.101立方メートル
| 樹種 | おおよその重さ |
|---|---|
| 杉 | 約40kg |
| クスノキ | 約50kg |
| ケヤキ | 約61〜71kg |
ケース3|幅90cm × 長さ250cm × 厚み7cm(大判)
体積は 0.9 × 2.5 × 0.07 = 約0.158立方メートル
| 樹種 | おおよその重さ |
|---|---|
| 杉 | 約63kg |
| クスノキ | 約79kg |
| ケヤキ | 約95〜110kg |
ケヤキの大判になると、100kgを超えます。これは大人3〜4人でなければ安全に扱えない重さです。

床の耐荷重はどう考えるか
住宅の床がどれくらいの重さに耐えられるかは、建築基準法で定められています。
住宅の居室については、床の構造計算をするうえで1平方メートルあたり180kg(1800N)を見込むこととされています。
では、一枚板は大丈夫なのか
先ほどのケース3(約100kg)で考えてみます。
天板そのものは0.9m × 2.5m = 2.25平方メートルの面積を占めます。単純計算では1平方メートルあたり約44kg。基準の範囲内です。
ただし注意点があります。荷重は脚を通じて床に伝わるため、実際には脚の接地面に集中します。脚が4本で、天板・脚・食器・人の肘の荷重を合わせて150kgだとすれば、1本あたり約37.5kg。これが数平方センチメートルの接地面にかかります。
実務的な対策
- 接地面積の広い脚を選ぶ
- 脚の下に敷板を入れる(畳やフローリングを保護する意味もあります)
- 木造2階やマンションでは、梁の位置を意識する(壁際のほうが構造的に強い傾向があります)
一般的な住宅で、通常のサイズの一枚板テーブルが床を傷めることは、まずありません。気をつけるべきは、床材の凹みと、搬入経路のほうです。
搬入に必要な人数の目安
| 重さ | 目安の人数 |
|---|---|
| 〜30kg | 2人 |
| 30〜60kg | 2〜3人 |
| 60〜100kg | 3〜4人 |
| 100kg以上 | 4人以上+養生・機材 |
一人で持ち上げようとしないでください。落とせば天板も床も傷みますし、何より危険です。
階段がある場合は、平面での移動よりさらに人数が必要になります。

重さをどう考えるか
重いことは、一枚板の欠点ではありません。
- 重い=密度が高い=硬く傷に強いという関係があります
- 重量があるからこそ、どっしりとした安定感が出ます
- ケヤキが天板として評価されてきたのは、この重さと硬さゆえです
軽さを優先するなら杉やヒノキ、桐という選択肢があります。重さと硬さはセットだと考えて、用途に合わせて選んでください。
木六竹八の配送について
弊社では、最長4m程度までの大型商品をお取り扱いしています。大型商品は、お受け取り希望日を確認したうえで手配しています。
送料は商品サイズとお届け先によって異なります。ご注文後に最新の送料を確認してご連絡しています。
搬入経路に不安がある場合は、購入前にご相談ください。
まとめ
- 重さは体積 × 気乾比重 × 1000で計算できる
- 幅80cm×長さ180cm×厚5cmのケヤキで約43〜50kg
- 大判のケヤキになると100kgを超える
- 住宅の床は1平方メートルあたり180kgを見込んで設計されている
- 60kgを超えたら3〜4人で扱う
- 重い=硬く傷に強い。重さと性能はセット
ご検討中の材の重量の目安をお伝えできます。お気軽にお問い合わせください。お問い合わせには3営業日以内を目安にご返答しています。
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