一枚板は現物を見るべきか|見学時に確認したいポイント
2026.10.02
一枚板は一点ものです。同じ商品が二つとありません。
だからこそ、見て決められるなら、見たほうがいい。これは売り手として正直な実感です。この記事では、熊本で九州各地の銘木を扱う木六竹八が、見学に行くときのポイントを整理します。

なぜ写真では足りないのか
色は光で変わる
木の色は、撮影時の光源とホワイトバランスで大きく変わります。同じ板でも、自然光と蛍光灯では別物に見えます。
杢は角度で変わる
杢は、光の当たる角度によって浮き上がって見えるものです。写真は一方向からの一瞬にすぎません。実物のほうが圧倒的に良いということが起こります。
大きさと重さは体感でしか分からない
寸法の数字は分かっても、目の前に立ったときの存在感は別の話です。重量も、持ってみなければ実感できません。
香りは写真に写らない
クスノキの樟脳の香り、ヒノキの香り。好きな方にも、苦手な方にも、これは重要な要素です。
持っていくもの
- メジャー(5m以上のものが便利)
- 寸法を書き込んだ間取り図(設置場所の縦横、通路の余白、搬入経路)
- お使いの椅子の座面高(メモでも可)
- スマートフォン(写真を撮る。あとで比較するため)
- 設置場所の写真(床や壁の色が分かるもの)
間取り図は本当に効きます。その場で「この板はここには大きい」「これなら入る」という判断ができます。
見学時に確認したい10のポイント
1. 最小幅を測る
一枚板は幅が一定ではありません。いちばん狭いところの実測値を、自分のメジャーで測ってください。使い勝手はこの数字で決まります。
2. 長さと厚みを測る
カタログ値と実測値が違うことがあります。耳の出っ張りをどこまで含めるかで数字は変わります。
3. 角度を変えて木目を見る
必ず、立つ位置を変えて見てください。正面から、斜めから、しゃがんで。杢は角度で見え方がまったく変わります。
4. 光の方向を変えて見る
可能なら、窓からの光と室内灯の両方で見せてもらってください。
5. 小口(断面)を見る
厚みと年輪が見えます。心持ちか心去りか、白太がどれくらい入っているかが分かります。
6. 裏面を見る
裏を見ると、その材の素性がよく分かります。表には出ていない割れや節が見えることもあります。
7. 割れ・節・入り皮の位置を確認する
どの位置にあるかが重要です。天板の中央か、端か。使う位置に影響するかを、実際の使い方を想像しながら見てください。
8. 手で触る
木肌の感触、耳のうねり、角の当たり。触れてはじめて分かることがあります。
9. 匂いを嗅ぐ
顔を近づけて確かめてください。とくにクスノキやヒノキは、個体差があります。
10. 写真を撮る
あとで他の候補と比較するためです。同じ距離・同じ角度で撮っておくと比較しやすくなります。

聞いておきたい質問
- 樹種と産地は
- 樹齢はどれくらいか
- 何年、どう乾燥させたか
- 仕上げは何か(無塗装か、オイルかウレタンか)
- この割れは進行が止まっているか
- 希望寸法へのカットはできるか
- 納期はどれくらいか
- 配送はどうなるか、費用の目安は
- 搬入経路が狭いが対応できるか
- 加工後の返品条件は
これらに明確に答えてもらえるかどうかが、その売り手を信用してよいかの判断材料にもなります。
木六竹八の見学について
弊社では、実物のご見学を承っています。
- 所在地:熊本県熊本市北区植木町岩野48-1
- 営業時間:10:00〜17:00(土日祝定休)
商品によってはすぐにご用意できない場合があります。ご希望の際は、事前にお問い合わせください。「この商品を見たい」とお伝えいただけると、当日までに準備できます。

見に行けない場合
遠方の方もいらっしゃいます。その場合は、遠慮なく質問してください。
- 違う角度からの写真
- 自然光の下での写真
- 割れや節の部分の接写
- 最小幅の実測値
- 小口や裏面の写真
一枚板を扱う店であれば、こうした依頼には慣れています。お気軽にお申し付けください。
まとめ
- 写真では色・杢・大きさ・重さ・香りが伝わりにくい
- 持ち物はメジャー・間取り図・椅子の座面高
- 最小幅を自分で測る。角度と光を変えて見る。小口と裏面も見る
- 事前にお問い合わせいただければ、商品を準備しておきます
- 見に行けない場合は、追加の写真や実測値をご依頼ください
見学のご予約・ご相談を承っています。お問い合わせには3営業日以内を目安にご返答しています。
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