一枚板カウンターを店舗に|飲食店・美容室での活用と選び方
2026.09.22
店舗の内装で、もっとも記憶に残るのはカウンターです。お客様が座り、手を置き、目の前にあり続ける。その一点に一枚板を使うかどうかで、店の格は変わります。
この記事では、熊本で九州各地の銘木を扱う木六竹八が、店舗に一枚板カウンターを導入するときの考え方を、開業準備の実務に沿って整理します。

なぜ店舗に一枚板なのか
写真に写る
飲食店でも美容室でも、いまの集客は写真から始まります。一枚板のカウンターは、そこにあるだけで写真の質を変えます。木目と耳のうねりは、既製品のカウンター材では出せません。
経年で価値が下がりにくい
塩ビシートやメラミン化粧板のカウンターは、数年で劣化が目立ちはじめます。一枚板は逆に、使い込むほど色が深まります。削り直して仕上げ直すこともできます。
話のきっかけになる
「この木は何ですか」と聞かれる。樹種、樹齢、産地の話ができる。カウンター越しの会話が生まれること自体が、店舗にとっての価値です。
業種別の考え方
飲食店(カウンター席)
- 樹種:硬く傷がつきにくいケヤキ、クリなどが安心
- 仕上げ:耐水性・耐汚染性を優先してウレタン仕上げが実用的
- 注意点:熱い器を直接置く場面が多いため、スタッフ間で鍋敷き・コースターの運用を決めておく
美容室・サロン
- 樹種:幅の広い一枚が取れるクスノキ、スギなど。受付カウンターやセット面に
- 仕上げ:薬剤が付着する可能性があるため、塗膜のあるウレタン仕上げが無難
- 注意点:カラー剤などが付いたらすぐ拭き取る運用に
ホテル・宿泊施設
- ロビーのカウンター、ラウンジのテーブルに。樹齢や産地の物語が、そのまま施設のコンセプトになります

長さをどう確保するか
店舗カウンターで最初に問題になるのが長さです。
弊社では最長4m程度までの大型商品をお取り扱いしています。それを超える長さが必要な場合は、複数枚を並べる、あるいは継ぐという方法を検討することになります。
一枚でつなぎ目なく通したいのであれば、長さは早い段階で決めて、材を押さえておくことをおすすめします。一枚板は一点ものなので、図面が固まってから探しはじめると、条件に合う材が残っていないということが起こります。
スケジュールから逆算する
ここが店舗案件でもっとも重要な点です。
| 工程 | 目安 |
|---|---|
| 材の選定・ご相談 | 早いほどよい |
| 加工(カット・仕上げ) | 最短2週間〜2か月程度 |
| 配送・納品 | サイズと配送先により個別調整 |
加工を伴う場合、最短2週間から2か月程度のお時間をいただくことがあります。内装工事のスケジュールから逆算すると、開業の3か月前には材を決めておきたいところです。
なお、加工をご依頼いただいた商品は返品をお受けできません。加工内容は事前によくご確認ください。
納品について
熊本県および九州圏内であれば、加工した商品を店舗へ納品できる場合があります。搬入経路(入口の幅、曲がり角、階段)を事前にご相談ください。
大型の商品は、お受け取り希望日を確認したうえで手配しています。
費用の考え方
一枚板カウンターの費用は、天板本体だけではありません。
- 天板本体
- 加工費(希望寸法へのカット、面取り、仕上げ)
- 配送費(サイズと配送先で変わります)
- 設置・支持部の造作(施工業者側の費用)
弊社の取り扱いには15万円台の材もありますので、カウンターの一部分だけ一枚板にするといった使い方も可能です。全長すべてを一枚板にするのが難しければ、レジ周りや見せ場だけに使うという選択肢もあります。
なお、事業用資産としての会計処理については、税理士等の専門家にご確認ください。

まとめ
- 一枚板カウンターは写真に写り、経年で価値が下がりにくい投資
- 業種によって樹種と仕上げの最適解が変わる
- 弊社は最長4m程度まで対応。長さは早めに押さえる
- 加工は最短2週間〜2か月。開業3か月前には材を決めたい
- 九州圏内なら店舗納品できる場合があります
店舗案件のご相談を承っています。用途・寸法・オープン予定日をお知らせいただければ、条件に合う材と現実的なスケジュールをご案内します。お問い合わせには3営業日以内を目安にご返答しています。
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