一枚板の手入れ方法|日常のお手入れと長持ちさせるコツ
2026.09.22
一枚板を迎えたあと、どう手入れすればいいのか。難しく考える必要はありません。基本は乾拭きだけです。
ただし、やってはいけないことがいくつかあります。それを知っているかどうかで、十年後の状態は変わります。この記事では、熊本で九州各地の銘木を扱う木六竹八が、一枚板の手入れを整理します。

日常のお手入れ
基本は乾いた柔らかい布で拭く
ほこりや食べこぼしは、乾いた柔らかい布で拭き取ります。これだけで十分です。
汚れが落ちないときは、固く絞った布で
水拭きが必要なときは、固く絞った布を使います。拭いたあとは必ず乾いた布で水気を取ってください。木の表面に水分を残さないことが大切です。
油汚れには、薄めた中性洗剤を
食卓で使っていれば、油汚れは必ず付きます。その場合は中性洗剤を水で薄め、布に含ませて固く絞り、拭き取ります。そのあとは水拭き、乾拭きの順で仕上げます。
やってはいけない5つのこと
- 熱いものを直接置く。鍋、やかん、熱い皿は必ず鍋敷きを使ってください。塗膜が白く変色したり、木が焦げたりします
- 水滴を放置する。コップの底の水滴が輪染みの原因になります。コースターをおすすめします
- アルコールや除菌スプレーを直接かける。塗膜を傷めることがあります。使う場合は布に取ってから
- 研磨剤入りのクリーナー、メラミンスポンジを使う。表面を削ってしまいます
- 直射日光を長時間当てる。色が抜け、片面だけが乾いて反りの原因になります

仕上げの種類によって違うこと
一枚板の手入れは、表面の仕上げによって変わります。
| 仕上げ | 日常の手入れ | 定期メンテナンス |
|---|---|---|
| オイル仕上げ | 乾拭き中心。水気はすぐ拭き取る | 年1〜2回、オイルの塗り直し |
| ウレタン仕上げ | 乾拭き・固く絞った水拭き | 基本的に不要。傷が深くなったら再塗装 |
オイル仕上げの塗り直し
オイル仕上げは、木に油を染み込ませて保護する方法です。使ううちに油分が抜けてくるため、定期的に補ってやります。
やり方は難しくありません。表面の汚れを落として乾かし、オイルを薄く塗り広げ、しばらく置いてから余分を拭き取る。これだけです。塗りすぎてベタつかせないことがコツです。
塗り直しの頻度は、使用状況によりますが年1〜2回が目安です。
季節ごとに気をつけること
冬(暖房期)
室内が極端に乾燥します。加湿器を使う、エアコンの吹き出し口の真下を避けるといった配慮が有効です。床暖房の上に直接置かないことも大切です。
梅雨
湿度が高い時期は、木が水分を含んで膨らみます。風通しを確保し、テーブルクロスを敷きっぱなしにしないようにしてください。上面だけが湿気を抱えると、上下の差が生まれます。
年に一度の点検
一年に一度、次の点を確認していただくと安心です。
- 天板のガタつきはないか(脚部の調整で解消することがほとんどです)
- 割れが広がっていないか
- 表面の艶が落ちていないか(オイル仕上げなら塗り直しの時期)

傷がついてしまったら
一枚板の大きな利点は、削り直して仕上げ直せることです。突板や集成材では表層が薄いためこれができません。
浅い傷であれば、部分的にサンドペーパーをかけて再度オイルを入れることで、ほとんど目立たなくなります。深い凹みや広範囲の傷は、専門業者による再仕上げという方法があります。
傷がついても終わりではない。これは一枚板を選ぶ大きな理由のひとつです。
まとめ
- 日常は乾拭き。水拭きは固く絞って、あとは乾拭き
- 熱・水滴・アルコール・研磨剤・直射日光を避ける
- オイル仕上げは年1〜2回の塗り直し
- 年に一度、ガタつき・割れ・艶を点検する
- 傷は削り直して直せる
お手入れの方法は、仕上げの種類によって変わります。お買い上げいただいた材については、それに合った手入れの仕方をご案内しています。ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
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